百葉箱 ルーバーを製作

会社で使っている百葉箱・・・温度計を入れてあるやつ・・・が、古くなって痛んできました。

暇つぶしがてら自作に挑戦。

・・・うまく、使えそうなものが出来れば、寄付する予定ですが、はたして・・・

■まずはルーバーを作ります。

材料は、1×4材(幅88mm、厚さ19mm、長さ1820mm)を使用。

ホームセンターで1本198円でした。とりあえず6本ほど購入。

今回、丸ノコを新調しました。

前回購入した格安品は、どう調整しても切断面が垂直にならないものでした。また、丸ノコ刃の径が165mm用なので、深く切ることが出来ません。

それらの反省を踏まえ、刃の径が190mmの、マキタ製M585をチョイス。

ネット購入なら千円安く購入できたのですが、すぐに使いたかった為、ホームセンターで、11,800円で購入。

これはベースがアルミ製・・・鉄製は曲がりやすいのでアルミ製が吉・・・で、角度調整のストッパーが前後にあり、垂直切りに関しては調整ネジ(六角穴付きボルト)で微調整が可能だったのが決め手です。

20130607aルーバーにする板は厚さ5mmほどにしたいので、1×4材を丸ノコでスライスするように薄く切りました。初めは、垂直に切れなかったので、丸ノコのベースに付いている微調整ネジを、少し動かしては試し切り、少し動かしては試し切り・・・を繰り返し、ほぼ満足できる角度に調整することができました。

写真は作業終了後に、丸ノコの位置を戻して撮影したものです。

写真の作業台・・・ウマに板を渡しただけのもの・・・に、赤いペンキが付いています。以前、お稲荷様のお堂を自作した際に、ペンキ塗りをこの上で行い、その際に付いたものです。「血」ではありませんので御安心を。・・・そろそろ作業台も新調しなければ・・・(^^;

1×4材を3枚におろした感じですが、出来上がったものは厚さがバラバラになってしまいました。^^

・・・まあ、多少の誤差は、気にしない、気にしない。

ルーバーの羽根板用に、5mm厚のシナ・ベニアでも購入して、カットした方が手っ取り早いのかも知れませんが、今回は出来るだけ、1×4材だけでルーバーを製作したかったので・・・。

ルーバーに使えそうな5mm厚の材も探してはみたのですが、どれも高価で、気に入ったものがありませんでした。

ルーバーフェンスなら、比較的安く売っていたので、そのまま流用しようかとも思いましたが、すき間が思いのほか大きく、そのままでは使えません。バラして、羽根板だけ材料として使うことも考えましたが、わざわざ、そのためにルーバーフェンスを買うのも違うかな・・・と。

20130609_スライスした材を、予定の幅にカット。

取り付ける枠の幅を、38mmとしたので・・・、
羽根板を45度で取り付けるなら、
直角二等辺三角形の短辺が38mmだと、
長辺は、38mm×√2=約54mm。
さらに板厚5mmをプラスして約59mm。
余裕をもって60mmでカットしました。

写真は作業終了後に、丸ノコの位置を戻して撮影したものです。

幅の広い方が今回使用する羽根板です。


20130609aそして、面取りの準備。

羽根板は、約45度で取り付ける予定。

なので、45度にカットした2×4材2本で、羽根板用の材を挟みます。2×4材は木ネジで作業台に固定してしまいます。

木ネジは頭がめり込むぐらい深めに、インパクトドライバでねじ込みます。・・・カンナの刃を傷めないために。


20130609b材を45度に固定できたら、少しずつ、カンナをかけて行きます。

片側だけ一気にやるのではなく、ある程度、面取りできたら、羽根板を引っ張り出して、逆さまにセットし直し、反対の面も面取りを進めます。

2×4材の厚みが38mmなので、この厚さと同じになるまで、上下入れ替えながらカンナをかければ、目的の羽根板の形が出来てきます。


20130609cひとまず、羽根板用の材の面取りは完了。

細かく見ると、うまく面取りされていない材もありますが・・・、厚さもバラバラだったりしますが・・・、細かいことは、気にしない、気にしない。^^


20130611aルーバーの枠となる材をカットします。

1×4材をカットして、19mm×38mmの材を用意します。


20130611b上記でカットした材を加工し、こんな感じで枠を作成。


20130613a枠の長い方に、45度の溝をトリマーで彫り、先に作成しておいた羽根板を溝に差し入れて、3面分・・・左右側面と背面の分・・・が完成。

溝の幅は、羽根板の厚さが物によって違ったので、トリマーで現物合わせ。

羽根板の長さも、現物合わせでカットしました。

羽根板の固定は、木工ボンドを使用。

結構たっぷり付けたので、塗装がうまく乗らない可能性が高い。

塗装前に、紙やすりでボンド剥がしをするのは、面倒な作業になりそう・・・。

また、木工用ボンドは水に弱いらしいので、羽根板の固定は、横から釘で止める様にするか、市販のルーバーフェンスのように、溝の長さを枠板の幅より短くして、溝に差し込んだら動かないように作るべきだったのかも知れません。

20130613b完成したら、このように、左右側面と裏面のルーバーとなります。

正面のルーバーは、ドアを兼用するので、サイズをわずかに小さくする予定。

ドアを開けずに、中の温度計が見られるように、部分的に窓を付けるか、現在と同じく、全面窓・・・もはやルーバーではない・・・にするべきか、検討中です。

・・・帰宅後と、休日に、少しずつ製作しているので、完成には時間がかかりそうです。

・・・これから暑い日が続くと想うと、なおさら・・・

・・・秋まで棚上げか?・・・^^

 

 

 

 

追記:

2019年10月 ついに「百葉箱を製作」し完成できました。